第23回 第2日　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

先端IT関連優良企業13社が優勝の栄冠を目指すＩＰＩ軟式野球リーグ第23回大会第２節が、6月15日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。午後から雨の予報があったものの、朝こそ曇りながらやがて晴れ間となったグランドでは熱戦が繰り広げられ、JBS、DTS、TDI、JECCが勝利し、FMとDLは引き分けた。またこの日ダブルヘッダーのFSIは１勝１敗となった。

六回一気呵成の攻撃でFSI開幕連勝！
FSAS同点もつかの間…

この日ダブルヘッダーで連勝を目指すFSIは初回今井の三塁打で先制すると三回にも１点を追加。しかしFSASは四回表、この回先頭の神田が安打で出塁すると続く柳、町田の三連打で２点を挙げて同点にする。決着がついたのは五回裏だった。FSIは２つの四球と４本の安打などで一挙の６得点。さらに六回にも１点を加えて、立ち直った綿貫がFSAS打線を抑え込んで勝利した。

シーソーゲームは互いに譲らず…
FM・DL健闘するも引き分け

一回裏、DLは二死から４番入田が左翼へ特大の２点本塁打で先制すると三回にも１点を加え主導権を握る。ところがFMは四回、植草の二塁打、越石の三塁打などで３点を挙げてペースを渡さない。その裏、さらに続く五回裏にもDLが１点ずつ奪ってふたたびFMを引き離す。それでもあきらめないFMは六回、宮寺の安打で２点を挙げて同点にするが、このまま時間切れで引き分けた。

USE10安打10得点で快勝！
ESCO粘りを見せるも息切れ

打線好調のUSEは初回、二回にESCO守備陣の乱れなどに乗じ、ここまでに４点を奪ってペースを握る。ESCOは二回裏３つの四死球と安打で３点を挙げて追いすがる。ところがUSEは曽根の三塁打などで３点、続く四回にも５本の安打を連ねてさらに３点を追加。ESCOの反撃を谷本がかわし、最終回に代わった大間がきっちり抑え、開幕戦に続いて打ち勝った。

DTS市川・尾利が号砲、打線爆発で連勝！
最後まで序盤の失点が響いたIKI、痛い連敗…

開幕戦に勝利し連勝を狙うDTSと、敗戦からのスタートとなったIKIの対戦は初回から勢いの差が出た。序盤から攻勢に出て５点リードで迎えたDTSは三回、市川、尾利の本塁打を含む７安打で８点を追加すると、四回裏にも仲宗根、黒川、尾利の３本の二塁打などでさらに５点を挙げる。IKIは四回に高橋、田口、中谷の３連打などで３点を返すも、序盤の失点が最後まで響いた。

先制・中押し・ダメ押しでJBS開眼！
間宮２ランでFSIの出鼻をくじく殊勲

ダブルヘッダー第一試合に勝利し、連勝を狙うFSIは、初回につまずく。一回裏、JBS先頭の上原に安打を許すと、続く間宮が「後ろにつなぐ軽い気持ちで打てた」と右翼への２点本塁打を献上、早々に追う立場になってしまう。早めに追いつきたいFSIは三回表に無安打で１点を奪い、反撃ムードが盛り上がる。しかし、その裏JBSは踏ん張るFSI先発の梶原から２つの四死球と安打で２得点。続く四回に１点、さらに五回にも天野の二塁打、途中出場の吉田の安打でさらに１点を追加。FSIも四回に一死から三塁打で出た菅谷を還し１点、五回には村田の本塁打で１点を挙げるものの、リードを奪えないままJBSに押し切られてしまった。開幕２試合目で初勝利を挙げたJBS播磨監督は「チームに勢いがある。今年は５位以上を目指したい」と力強く語った。

ワンチャンスをものにしたJECCが投手戦を制す
ITF打線は最後まで沈黙

ITF遠山、JECC中島の両先発が好投し、五回表までスコアボードに０を重ね、息詰まるような投手戦。ようやくゲームが動いたのは五回裏だった。ここまでほぼ完璧にJECC打線を抑えていた遠山が、ここまでの疲れからかこの回先頭の秦に死球を与え、そこから武田の二塁打を含む４本の安打を許し３点を献上。反撃したいITFだったが、中島、進藤のリレーで０封されてしまった。

山口、古塩２ラン競演でTDIが勝利！
SRA先制、逆転もあと一歩およばず

初回、後攻めのSRAが１点を挙げて先行すると、TDIは二回、三回に１点ずつを奪って逆転。するとSRAは三回裏、死球と敵失などで２点を加え再度逆転。ところが四回、TDIは山口が２点本塁打を放って三転。勢いに乗ったTDIは続く五回に古塩の２点本塁打で追加点を奪うと六回にも１点を挙げた。SRAは五回に１点を返し、六回の満塁のチャンスに得点できず、競り負けた。