第23回 第3日　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

先端IT関連優良企業13社が優勝の栄冠を目指すＩＰＩ軟式野球リーグ第23回大会第３節が、6月22日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。九州・四国、紀伊半島に大雨を漏らした台風の影響から、前日までの関東地方でも雨が続き開催が心配されたが、快晴となったグラウンドでの熱戦では、JBS、DTS、TDI、DL、USEが勝利し、ダブルヘッダーのFMは連勝した。

FM効率攻撃でSRAに完勝！
植草、田口で必勝リレー

この日ダブルヘッダーとなるFMの第一試合はSRA戦。二回に先制のチャンスを逃したFMは三回裏、制球の定まらないSRA溝邊から３つの四球に西野、渡邉の安打などで４点を奪い主導権を握った。SRAは四回、中村の左中間を破る三塁打と南の安打で１点を返すが、FMはその裏5点、さらに五回にも３点を挙げ、投げては植草、田口とつなぎ、そのままSRAに追加点を許さず完勝した。

JBS今泉、会心の１安打完封劇！
初回のチャンスを逃したJECCズルズルと……

二回表、JBSはJECC先発の中島から2安打と敵失で1点先取すると、五回にも守谷の三塁打で1点を追加。好投の今泉を盛り立てた。対するJECCは一回裏２つの四死球でチャンスを得るが得点できず、無安打で迎えた五回、二死からようやく開沼が初安打を放つが後続が倒れる。けっきょくJBS今泉は「打たせて捕るピッチングができた」と、JECCを1安打完封。会心の笑みを見せた。

ITF勝利目前で痛恨の失策……
TDI逆転で勝利をもぎ取った！

TDIは初回、ITF先発の岡野から４つの四死球と中村の三塁打がからみ３点を先取する。その裏ITFもTDI芝田の制球の乱れに乗じ、４つの四死球と２安打などで４点を奪って逆転。二回以降、両投手が立ち直りこう着。ITF１点リードのまま迎えた五回表、TDIは二死後、岡野から２つの四球を選ぶと、ここで代わった遠山のけん制悪送球の間に２点を挙げて逆転。これが決勝点となった。

先制するもその後ESCO打線沈黙
DTS、福島の本塁打などで逆転で制する

ESCOは初回、DTS仲宗根を攻め、四球と安打、敵失で１点先制。しかし迎えた三回裏、DTSは一死から２つの四球と４本の安打で５点を奪い逆転。さらに五回に１点を加えると続く六回、福島の本塁打などでさらに５点を追加し、合計11得点を挙げた。ESCO打線は初回以降DL先発の仲宗根、六回から代わった石川の前に沈黙。反撃の糸口もつかめないまま終わった。

塩澤が本塁打！FMがダブルで連勝！
FSAS食い下がるもおよばず……

ダブルヘッダー第一試合に完勝し、FSAS戦にも勝って連勝を狙うFMは二回、先頭の５番榎本が右中間への三塁打を放つと一死から坂爪が四球で歩き、すかさず二盗。続く宮寺の三塁へのゴロの間に榎本、坂爪が還り２点先制。さらに塩澤が左翼越えの本塁打で続いてこの回３点。主導権を握ったFMは三回にも榎本の二塁打などで１点、四回にも１点を加える。FSASは二回に一死から山中、渡辺の連続安打でチャンスを作るが得点できず、ようやく四回に町田の二塁打、渡辺の安打で１点、五回にも神田、途中出場の宮田、そして加藤の二塁打で２点を挙げて抵抗を見せるも、五回裏FMに４点を追加された。「ねばり強く気持ちを切らさず試合ができた」と、この日連勝を飾ったFM植草監督。控えめながらも「今シーズンもこのまま行きたい」と語った。

土浦、小川のリレーでFSI打線を抑える
DLが理想的な展開で勝利！

一回表FSIは、先頭の秋谷の安打、３番石川の安打と敵失で１点を先制する。その裏DLは２つの死球と飯島の安打などで２点を奪って逆転。さらに二回にも二死から四球と安打に敵失を絡め１点を追加。三回にも２点を奪ってDLペースとした。FSIは二回以降、走者こそ出すものの得点に結び付けられず、DL先発の土浦、五回から代わった小川の前に、初回の１点のみに抑えられた。

IKI三回に逆転もつかの間…
終わってみれば地力に勝るUSEが大勝！

後攻めのUSEが初回、二回ともに１点ずつ奪い、幸先よく立ち上がった。ところがIKIは三回表、中屋の安打と２つの四死球、槙の左翼への二塁打でUSE先発の谷本から３点を挙げて逆転。それでも地力に勝るUSEは動じずその裏、竹内、杉村、藤山の安打などで一挙６点、続く四回にも５点を奪った。IKIは五回、３つの四死球を得てチャンスを作るも追加点を奪えず試合終了。