第22回 第7日　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

IPI軟式野球リーグ
【 第22回大会第7日目 】

先端IT関連優良企業13社が優勝の栄冠を目指すＩＰＩ軟式野球リーグ第22回大会7日目が、8月25日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。ロンドンオリンピック、夏の甲子園の熱気を引き継ぐように、気温35度を超える猛暑の照りつける太陽の下で熱戦が展開され、ＤＬ、ＩＴＦ、ＵＳＥ、ＦＳＩ、ＤＴＳが勝利し、ＦＳＡＳとＩＫＩはともに譲らず引き分けた。

ＦＳＡＳ神田11奪三振、ＩＫＩ市場14奪三振も、
両チーム譲らずドロー

先制したのは後攻めのＩＫＩだった。一回裏、ＦＳＡＳ神田の立ち上がりを攻め、4番市場の三塁打などで3点を挙げる。しかし、その後は立ち直った神田に抑えられ、追加点を奪えない。一方、ＩＫＩの市場に抑えられていたＦＳＡＳはようやく六回、四球と安打、敵失で3点を奪って同点に追いつくと、このまま引き分けで試合終了。

ＦＳＩ打線爆発！15得点でＳＲＡを撃破
村田、お見事1安打完封！

初回、後攻めのＦＳＩは、二死から怒涛の攻撃を見せた。ＳＲＡ先発の馬場に対し、4つの四球と3本の安打などで打者一巡11人を送って一挙7点のビッグイニングとすると、二回に3点、三回に2点を挙げて、序盤で勝利を決めた。さらにＦＳＩ先発の村田は、最終回まで無安打無得点の快投。あと1人で記録達成というところで武田に安打を許したが、1安打完封で締めた。

山見圧巻！毎回の11奪三振で完封
弦巻の一発など、投打がかみ合ったＵＳＥ

ＵＳＥは二回、四回に1点ずつを奪い、2点リードで迎えた五回、3番の弦巻が2点本塁打を放ってＥＳＣＯ先発の中越をこの回でマウンドから引きずり下ろすと、続く六回、代わった辻を攻め、2つの四球と3本の安打、さらに敵失に乗じて一挙5得点を挙げた。ＵＳＥ先発の山見は危なげなくＥＳＣＯに本塁を踏ませず、初回の三者連続を含む毎回の11奪三振、2安打完封で勝利した。

仲宗根、投手戦を熱投137球の完封で制した！
ＦＭ継投失敗、最後に崩れて接戦を落とす

ＦＭ中村、ＤＴＳ仲宗根、両チームの先発投手がともに好投を見せる中、三回にＤＴＳが1点先制するも、追加点を奪えず、対するＦＭも四回にチャンスを迎えるものの得点を奪えず、最小得点差のまま迎えた終盤の六回裏、ＦＭは好投の中村に代えて堀越をマウンドに。ところが、いきなり4連続安打、死球のあと市川に一発を浴びて一挙大量7点を奪われ、そのままＤＴＳが勝利した。

ＩＴＦ7安打で8得点の効率的な攻めで完勝！
ＪＢＳ、継投策が裏目に……

ＩＴＦの1点リードで迎えた三回、ＪＢＳはこの回からマウンドに二番手の河野を送ると、これが大誤算となった。制球の定まらない河野は4つの四死球と3本の安打を許し、4点を献上、続く四回に安打と四球で走者を出したところで三番手の内藤に代わるが、勢いづいたＩＴＦは篠原、橋本の連続二塁打で3点を追加。ＪＢＳは最終回に1点を返すも、継投の失敗が最後まで響いた。

ＤＬ小川、燃費抜群の61球省エネ投球で
無四球完封劇！
高橋、重川が一発！ＪＥＣＣ中島を粉砕！

初回、後攻めのＤＬは、高橋が先頭打者本塁打を放って先制すると、二回には一死から6番の重川が右中間への本塁打。一発攻勢で主導権を握ると今度は三回、高橋が四球で歩き、続く植松、廣田の連続安打、一死後には加藤も安打を放って3点を追加、ＪＥＣＣ先発の中島を序盤で攻略した。中島を援護したいＪＥＣＣ打線だったが、ＤＬ先発の小川は、自軍の守備陣を信じて打って取らせる投球を披露。五回まで1人の走者も出さず、わずか35球の省エネ投球で、ＪＥＣＣ打線に凡打の山を築かせた。大記録が見えはじめた六回二死から石﨑に初安打を許し、続く水野にも打たれてピンチを迎え、記録こそ逃したものの、後続を打ち取り、終わってみれば3安打無四球、61球での完封勝利となった。