第22回 第6日　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

IPI軟式野球リーグ
【 第22回大会第6日目 】

先端IT関連優良企業13社が優勝の栄冠を目指すＩＰＩ軟式野球リーグ第22回大会6日目が、8月4日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。ＪＥＣＣ、ＦＳＡＳ、ＦＳＩ、ＩＫＩ、ＤＬが勝利し、ＤＴＳはこの日試合のなかったＵＳＥとともに6連勝で首位をキープし、優勝へ向かって両チームが頭ひとつ抜け出した。しかし、下位に甘んじているチームもこのまま終われないと、巻き返しを誓い、終盤戦はさらなる熱戦が予想される。

好調ＤＴＳ打線11得点で完勝！
ＩＴＦ3投手リレーの前に完黙の完敗

前回18得点と爆発したＤＴＳ打線は、この試合でも破壊力を見せつけた。三回までにＩＴＦ山口から吉岡の右中間への三塁打を含め5本の安打と四死球などで5点を奪い、四回には四球、敵失をからめながら4安打を浴びせ、一挙6点を挙げて試合を決めてしまう。投げては仲宗根、谷岡、奈良のリレーで、合計8つの四死球を与えたものの、ＩＴＦ打線を無安打・無得点に抑えた。

中村2ラン！　ＪＢＳを破壊！
ＤＬ2投手リレーの前に、ＪＢＳ打線が沈黙

二回裏、中村、植松、赤尾の安打で2点を先制したＤＬは、続く三回にも4番中村の本塁打が飛び出し2点を追加し、前半で主導権を握り、このまま逃げ切った。今大会から参加し、健闘しているものの、なかなか結果に結びつかないＪＢＳは、五回に1点を返すが、ＤＬの飯島、小川の前にわずか1安打で攻撃の糸口をつかめず、この日も粘りこそ見せたものの、勝利を得られなかった。

中島の115球10奪三振熱投で、
ＪＥＣＣが競り勝った！
ＴＤＩ一度は追いつくも、一歩およばず

一回裏、後攻めのＪＥＣＣは、ＴＤＩ先発・芝田の出鼻をくじくように1番の並木が安打で出塁。続く清水、進藤が打ち取られた二死後、ＴＤＩに守備が乱れ1点先制。しかし、柴田は5番の中島を打ち取り、立ち上がりを最小失点で切り抜ける。二回表、ＴＤＩが反撃。初回を3人で切った好調のＪＥＣＣ中島から、先頭打者の古塩が死球で出塁、続く中村の安打、山口の犠牲飛球で同点に追いついた。立ち直った芝田の前に抑えられていたＪＥＣＣは、四回裏二死から石崎が四球で出塁すると、足を使って芝田を揺さぶり、ダブルスチールで追加点を挙げる。これが決勝点になって、ＪＥＣＣが逃げ切った。 中島は115球の熱投で10三振を奪い、勝利に貢献。敗れた柴田も91球、6安打に抑えたが、自軍の失策と、ＪＥＣＣの足をからめた攻撃の前に惜敗。

梶原、86球1安打完封！
先行、中押し、ダメ押しでＦＳＩがＦＭを撃破

ＦＳＩが理想的な試合運びで、ＦＭを粉砕した。一回裏、先頭の秋谷が右翼への二塁打、続く村田の安打と敵失で2点先制。続く二回、四回に2点ずつ加え主導権を握ると、さらに五回にも1点を挙げてＦＭの息の根を止めた。先発の梶原は四回まで失策で走者を許したものの、ＦＭ打線を3人ずつで切って取り、終わってみればわずか86球、1安打の完封勝利。

ＩＫＩ、わずか3安打で10得点！
先制するもＳＲＡ自滅

二回表、ＳＲＡは先頭の穴沢の四球、小林の安打とつなぎ、安藤の三塁ゴロの間に幸先良く1点を先制。しかしその裏、先発の川上、守備陣が瓦解。5つの四死球、3つの失策などで7点を献上してしまう。これで消沈した打線は、ＩＫＩ市場の前に拙攻を繰り返し、追加点を奪えない中、四回にも5つの四死球などで3点を追加された。ＩＫＩはわずか3安打で10得点の大勝。ＳＲＡは自滅で大敗となった。

ＦＳＡＳ坂本、粘るＥＳＣＯを振り切り、完投！
加藤、勝利を呼び込む先制2ラン！

先攻のＦＳＡＳは初回、ＥＳＣＯ先発の内田から四死球と町田の二塁打などでチャンスを得るが、無得点に終わる。しかし三回、この回から代わったＥＳＣＯ二番手の辻に対し、３番の加藤が右翼へ二点本塁打を放って先制。五回にも敵失で1点を追加し、優位に立つ。しかしＥＳＣＯもＦＳＡＳ坂本から五回、六回に得点を奪って詰め寄るが、最終回は3人で抑えられてしまった。