第22回 開幕戦　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

IPI軟式野球リーグ
【 第22回大会開幕戦 】

先端IT関連優良企業13社が優勝の栄冠を目指すＩＰＩ軟式野球リーグ第22回大会が、新加入2社を加え6月23日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで開幕した。梅雨入り、季節外れの台風、豪雨などの天候不良で2週遅れとなった今大会の行方を占う開会式後に行われた開幕戦ではＩＫＩ、ＦＳＩ、ＵＳＥ、ＦＭ、ＤＬが勝利し、優勝へ向けて好発進した。新加入のＦＳＡＳは最終回に意地を見せるも初陣を勝利で飾れず、ＪＢＳは一度は逆転するものの、最後には一歩およばず、ともに次戦以降に初勝利を目指すこととなった。

ＤＬ3発含む17安打で30得点！
初回がすべて…消沈のSRA

ＤＬ強力打線が初回から大爆発した。開幕戦の緊張感からか、コントロール、球威ともに精彩を欠いたＳＲＡ先発の溝邊に対し、５番加藤の本塁打を含む９安打と10個の四死球に敵失などで一挙19得点。その後も高橋、小幡の本塁打などで得点を重ね、大量30点でＳＲＡの戦意を折った。ＳＲＡは投打、守備が総崩れで成す術がなく、完封負け。

市場、投打に活躍でＩＫＩが開幕を制す！
ＪＥＣＣ同点に追いつくも一歩およばず…

初回ＪＥＣＣはＩＫＩの立ち上がりを攻め、四球と敵失で1点を奪う上々の立ち上がり。しかし開幕戦勝利に執念を見せるＩＫＩはその裏、二死から辻村の死球をきっかけに５番市場の二塁打などで４点を挙げて逆転、優位に立った。二回にチャンスをつぶしたＪＥＣＣは続く三回、中島の三塁打で２点を挙げて反撃。五回にも１点を奪って同点に追いついた。ところがその裏、これで力みが出たのか、ＪＥＣＣエース中島が突如コントロールを乱し、一死から３連続四球でＩＫＩに痛恨の勝ち越し点を献上。最終回の攻撃も市場の前に３連続三振を奪われて惜敗。市場の投打にわたる活躍でＩＫＩが開幕戦に勝利した。

ＦＭ中村、116球完投で初回の３点を死守
ＥＳＣＯ反撃も最小得点差で惜敗

先制したのは後攻めのＦＭ。先頭の丸山の左翼への安打を皮切りに死球を絡めて３点を揚げるしかし、その後はＥＳＣＯ先発の入江雅の前に追加点が奪えない。一方一回、二回と安打で走者を出すものの、得点につなげられなかったＥＳＣＯは四回、保刈の安打で１点を返し、六回にも1点を奪ってＦＭに詰め寄る。それでもＦＭ中村は最終回を抑え、完投で粘るＥＳＣＯを退けた。

ＴＤＩ、義川の2ランなどでシーソーゲームを制し開幕勝利！
初陣ＪＢＳ、粘りを見せるもおよばず

新加入初戦のＪＢＳと迎え討つＴＤＩの開幕戦は白熱した展開になった。初回、先頭打者の澤田がいきなり三塁打を放ち、ＴＤＩが先制。三回にも１点を追加するが、その裏ＪＢＳは四球と4番深谷の三塁打などで３点を挙げて逆転。しかしＴＤＩは四回に同点に追いつくと、五回には義川の本塁打などで３点を追加、六回にも１点を加えて４点リード。ＪＢＳも最終回、３点を挙げるが一歩およばずゲームセット。

ＵＳＥ竹内2発！
３投手リレーでＩＴＦを完封！

一回裏、ＵＳＥは先頭の竹内がＩＴＦ先発の岡野からいきなり本塁打を放って出鼻をくじく。二回に１点を奪うと、続く四回、またしても竹内が２号本塁打。その後も得点を重ねたＵＳＥが合計７点を挙げて完勝した。初回に主導権を握られたＩＴＦはＵＳＥの山見、大間、谷本の投手リレーの前に散発４安打で反撃の糸口をつかめないままの完封負け。攻撃陣に課題を残した。

ＦＳＩが初陣のＦＳＡＳを粉砕！
今井、1号先制２ラン！

リーグ新加入のＦＳＡＳに対し、ＦＳＩが強烈な洗礼を浴びせた。初回ＦＳＡＳ先発の坊に対し、４番今井が２点本塁打。二回にも四死球に安打を絡めて３得点すると、四回には一挙９点を奪って初陣のＦＳＡＳを粉砕。それでも最終回、ＦＳＡＳは安打で出た成田を吉井が二塁打で返し完封を逃れて意地を見せた。ＦＳＡＳの谷監督は「課題を修正し、次戦に臨む」と意気込みを見せた。