第21回 第3日　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

IPI軟式野球リーグ
【 第21回大会予選3日目 】

先端IT関連優良企業14社がジョイフル、パワフルの2リーグで予選を戦い、総合優勝を目指して参加する第21回ＩＰＩ軟式野球リーグ第3日目が7月2日（土）、夏日となったさいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。この日、6試合で11本のホームランが飛び出すほか、新人投手の完封劇も飛び出す中、ジョイフルリーグではDL、TCS、TDIが、パワフルリーグではFSI、FM、DTSが勝利した。

芝田82球完投でTDI初勝利！
TIS投手陣、自滅で開幕3連敗

ともに開幕から勝ち星のないTISとTDI両チームの対戦は一回裏、コントロールが定まらないTIS先発の福永から４つの四死球と安打でTDIが2点を先取。続く二回にも３つの四死球などで1点を奪い、序盤を優位に進める。反撃したいTISは三回、TDI先発の芝田から2本の安打で1点を奪って反撃。しかし四回裏、TDIは代わった松本から、古塩が右翼越えの本塁打、続く中村が三塁打を放ち、中押しの2点。そして続く五回には3番手の福永を攻め、4つの四球に2本の安打をからめ5点をダメ押し。試合はこのままTDIが押し切った。TDI芝田は六回4安打、6つの三振を奪い、完投でチームに今期初勝利をもたらした。

DL２発12安打で毎回の17得点！
SRA石田が意地の１発で完封逃れる

開幕好調のチーム同士の対戦は、DLの一方的な展開となった。初回、二回に１点ずつ、三回には３安打と2四球で５点、四回に１点、五回には３四球と３番廣田の本塁打などで５点、６回にも代打で登場した入田が本塁打を放つなど４点、毎回の計17得点でSRAを粉砕した。SRAは時間切れとなった最終回の六回裏に、３番石田が好投の土浦に本塁打を浴びせ、完封を逃れるのがやっとだった。

新人柳田110球熱投で完封！
TCS順当に３連勝！

IKI市場、TCS新人の柳田、両先発が好調な立ち上がりを見せる。試合が動いたのは3回裏だった。この回先頭のTCS1番近藤が左翼に本塁打を放つと、コントロールを乱した市場から２つの四球に長谷川の三塁打などで3点を先制。五回にも無安打ながら2つの四球などで1点を追加。IKIはTCS柳田の110球熱投の前に、4つの四死球を奪うものの、わずか１安打の完封負け。

吉岡、阿久津、本塁打競演でDTS開幕3連勝！
USE六回同点に追いつくも力尽きる

好調DTSは初回、USE先発の山見の立ち上がりを攻め、先頭打者の古吟がまず安打で出塁すると2死から4番の吉岡が本塁打を放って2点先取。その後たがいに譲らず、スコアボードには0が並ぶ。再び試合が動いたのは五回裏。USEは一死後、杉村、青山が連続四球で歩くと、DTSの守備の乱れで2点を挙げ、同点に追いついた。しかし六回、DTSは2番阿久津の本塁打で勝ち越すと、これが決勝点になり、DTSが勝利した。

FSI福田、橋口、荒井の3発でFOCUSに引導！
木曽の1発もFOCUS後が続かず3連敗

連勝を狙うFSIと連敗を止めたいFOCUS。先制したのはFSI。三回裏、5番福田の本塁打などで4点を挙げる。FOCUSは四回、この回先頭の3番木曽が左翼へ本塁打を放って1点を返し、続く黒羽、長本の新人コンビが連続安打で続くも、後続が倒れて1点どまり。するとその裏FSIは、橋口の本塁打を皮切りに4本の安打を連ね、荒井にも本塁打が飛び出すなど、この回一挙8得点を奪って試合を決めた。

FM連勝、長短10安打で7得点！
植草、佐藤の前にITF沈黙

1勝1敗の五分で勝ち越したいFMと、1分け1敗で未だ勝利がなく、早く1勝がほしいITFの対戦は、終わってみれば初回に1点、二回に2点、三回に3点、六回に1点と効果的に得点重ねたFMの一方的な展開になった。後手にまわったITFは、二回に1点、六回には吉井の三塁打で1点を挙げたものの、FM先発の植草、2番手の佐藤の前にわずか2安打に抑えられ、初勝利は次戦に持ち越しとなった。