第22回 第2日　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

IPI軟式野球リーグ
【 第22回大会第2日目 】

先端IT関連優良企業13社が優勝の栄冠を目指すＩＰＩ軟式野球リーグ第22回大会2日目が、梅雨を忘れさせる好天の日となった6月30日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。ＵＳＥ、ＤＬ、ＪＥＣＣ、ＤＴＳが勝利し、ダブルヘッダーとなったＴＤＩは１勝１分けだった。新加入２チームの直接対決で注目されたＪＢＳとＦＳＡＳの対戦はＪＢＳが勝利し、記念すべきＩＰＩリーグ初勝利を挙げた。

ＴＤＩ松田、ＩＫＩ市場、譲らず
投手戦は決着つかず引き分け

ＴＤＩ松田、ＩＫＩ市場の両先発が好投を見せた。先攻のＴＤＩは三回、連続四死球と敵失で無死満塁のチャンスを得る。後続が連続三振を喫し二死とされるが、４番古塩が四球を選び、無安打で１点先制。その裏、ＩＫＩも一死から高橋、辻村の連続安打などで同点に追いつく。その後両投手ともに譲らない投球で得点を与えず、最小得点の同点のまま時間切れによる引き分けとなった。

ＵＳＥ巧みな試合運びで逃げ切り開幕2連勝！
ＦＭ一歩およばず惜敗

先制したのは後攻めのＵＳＥだった。初回、ＦＭ先発の中村から３本の安打で１点を挙げる。二回表ＦＭもＵＳＥ先発山見に３安打を浴びせ同点に追いつく。しかしその裏と続く三回にも１点ずつを挙げたＵＳＥが試合を優位に進めた。ＦＭは最終回、五回から山見に代わってマウンドに上がった鬼塚から１点を奪うも、ここで力尽きた。

小刻みに得点を重ねたＤＬが連勝！
ＦＳＩ散発４安打

ＤＬが二、三回、五回と得点を重ね、優位に立った六回には青木が本塁打を放ってＦＳＩを突き放した。ＤＬ先発の土浦、四回から代わった小川の前に沈黙していたＦＳＩ打線は六回、死球と村田の安打で得点、反撃の姿勢を見せる。最終回、先頭の今井が安打で出塁するも、後続がＤＬのディフェンスに阻まれ、ゲームセット。

４安打で５得点、省エネでＪＥＣＣが勝利！
ＩＴＦ反撃も時すでに遅し…

二回裏、武田の三塁打を足がかりに１点を挙げたＪＥＣＣは四回裏、石崎のセンター前安打など３安打と敵失で３点を追加すると、続く五回にも１点を加えた。ＩＴＦは五回、ここまで好投していた中島から４番丸山が二塁打を放つなど２点を奪うが、結果は散発の３安打に抑えられ、ＪＥＣＣを慌てさせられなかった。

澤田、先頭打者本塁打を含む２打席連発！
ＴＤＩ、追いすがるＥＳＣＯを振り切る

この日連戦で、午前中の第一試合で引き分けたＴＤＩはプレイボール直後、先頭打者の澤田が左翼へ本塁打を放ち、ＥＳＣＯ先発辻のリズムを狂わせた。ＴＤＩはこの回さらに１点を加え、続く二回にも二死一塁から再び澤田が２打席連続となる左翼越えの２ランを放って追加点を挙げ、ペースをつかむ。対するＥＳＣＯもその裏、６番の諸岡が放った当たりに中堅の澤田が果敢にジャンピングキャッチを試みるが捕れず、諸岡が懸命に走ってランニングの２ランとして反撃。三回にも得点を挙げて１点差に詰め寄った。四回、ＴＤＩは２点を奪って再度突き放すも、その裏ＥＳＣＯは二死から木藤が右翼越えの本塁打で反撃。しかし、五回以降は義川に抑えられ、ＴＤＩが逃げ切り勝ち。ＥＳＣＯは善戦するも連敗となった。

吉岡、滝口が号砲！ＤＴＳ長打連発！
ＳＲＡ、投打が梅雨真っただ中

一回裏、ＤＴＳが先制すると、二回には打線が爆発した。６番真下の三塁打を皮切りに７番吉岡の二塁打、８番市川の三塁打と３連続長打に、この回２打席目となる吉岡の本塁打など、打者12人を送る猛攻で８点を挙げる。さらに得点を重ね、六回には途中から入った滝口が本塁打を放つなど打者11人で８得点。ＳＲＡは元気なくＤＴＳ福田の前に１安打完封を許してしまった。

ＪＢＳ初勝利！　青木祝砲の１号！
ＦＳＡＳ前半の失点がすべて

注目の新加入チーム同士の対戦は、初回に後攻めのＪＢＳがＦＳＡＳ先発坊から５つの四球を選んで３点を先制。二回こそ三者凡退に打ち取られるが、三回には坊、この回途中から代わった二番手の坂本を攻め、１番青木の本塁打を含む５安打で大量７得点のビックイニングを作った。ＦＳＡＳは五回二死から岩田の二塁打、前島の三塁打で１点を奪って完封を阻止した。