第24回 第7日　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

新規リーグ参加2チームを加えた先端IT関連優良企業13社が優勝の栄冠を目指すIPI軟式野球リーグ第24回大会7日目6試合が、8月23日（土）、さいたま市大宮けんぽグラウンドで行われた。開幕から無傷のDTSはこの日も圧巻の勝利で8連勝し、この日試合がなかった7連勝のUSEの全勝2チームを、1敗で追いかける新規参加のソレキアも勝利し、終盤にかけて三つ巴の優勝争いが続く。ほかにFM、JECC、DL、FSASが勝利した。

二桁10安打でFMが勝利
ESCO打線、FMの3投手リレーにやられた

3勝3敗とここまで五分の星で、終盤に向かって勝ち越しておきたいFMと、2勝4敗で負け越しているESCOが対戦した。一回裏、後攻めのFMが山﨑、西野の安打で1点先制するとESCOも二回表に1点を挙げてすぐさま同点に追いつく。接戦を予感させたが二回裏、FMは阿部の右翼への三塁打などで3点を奪ってESCOを引き離す。四回のESCOは小林の安打などでチャンスを迎えたが得点できず、五回には越石の右翼への三塁打などでダメ押しとなる3点を奪われてしまい、万事休す。終わってみれば、二回以降ESCOはFM先発の坂爪、越石、植草の投手リレーの前に追加点を奪えないままFMに完敗した。

真下、市川連続、滝口も本塁打競演でDTSが全勝快勝！　TDI攻撃の糸口つかめぬまま零封負け

ここまで7戦全勝で、完全優勝を目指すDTS。一方、1勝5敗と苦しんでいるTDI。両チームの対戦はチームの勢いの差がそのまま表れた。先攻のDTSは初回、TDI先発の飯山から4つの四死球と尾利の安打などで4点を挙げると、続く二回には尾利の三塁打などで2点を追加、横綱相撲を展開する。圧巻だったのは四回。途中交代で入った真下、さらに市川が二者連続本塁打を放って、この回7得点を挙げた。攻撃の手を緩めないDTSは五回にも滝口の三塁打、真下の二塁打などで2点、六回には滝口が本塁打を放つなど4点を追加し、3本塁打を含む13安打、19得点。守っては芝村、福田のリレーでTDIを1安打で完封、快勝した。

DL初回から主導権、追いすがるIKIを振り切る！　IKI未だ遠い白星

ここまで打線が奮わず未勝利のIKIと、全勝のUSE、1敗のソレキア戦に敗れたものの、4勝2敗で上位につけているDLの対戦は、初回から後攻めのDLが主導権を握った。一回裏DLは死球と敵失に遠藤の安打をからめ2点を奪うと、二回には青木の安打などで1点、三回にも1点を追加する。DL先発の飯島は、毎回ピンチを迎えるも、決定打を許さず、四回までIKIに得点を許さなかった。しかし五回、無死から牧野、高橋に連続四球を与えたところでベンチが動き、高橋にスイッチ。高橋は二死を奪うが中屋に二塁打を浴びて2点を奪われ、2点差に迫られた。その裏DLは1点を追加し、3点のリードを保ったまま試合終了。DLが勝利した。

ソレキア６勝目。あるぞ、優勝！
SCSK打線元気なく、沈黙の零封負け

今期リーグ新規参加ながらここまで1敗で優勝争いを繰り広げているソレキアと、やはり今期リーグ新規参加のSCSKのフレッシュ対決は、勢いのあるソレキアに軍配が上がった。一回裏、ソレキアが2点を挙げて先制すると、三回には4番寺島の右翼への本塁打など、打者一巡の猛攻撃で5点を追加。四回には3番菅原も左翼に本塁打を放ち、4得点を挙げてSCSKを粉砕した。一矢報いたいSCSKだったが、ソレキアの先発横山、5回から代わった辰亥を攻めきれず、10三振を献上。わずか1安打に抑え込まれてしまった。

JECC薄氷、最終回に逆転で5勝目を飾る！
前半のリードを守れず、JBS惜敗

ここまで2敗、優勝の可能性をなくさないためにも残り4試合、絶対に負けられないJECCが、JBSと対戦した。初回、両チームともに無得点に終わった二回裏のJBSが上原、青木の安打から敵失を呼び込み1点先制する。続く三回にもJBSは今泉、間宮、青木の安打などで2点を追加。対するJECCは打線がつながらずJBS先発飯沼の前に打線が沈黙。ベンチに重い空気が漂った。しかしゲームも終盤に入った五回、先頭の秦が四球で歩くと丸林、並木の連打と谷沢の安打などで3点を挙げてようやく同点に追いついた。これでベンチの空気も変わったJECCは最終回表の攻撃、六回から飯沼に代わってマウンドに立った戸上を攻め、浪川、谷沢の安打などで2点を追加、ついに逆転した。最終回裏、JBSは1点を挙げて追いすがったが、粘りも一歩およばず、JECCが最少点差で逃げ切った。

FSAS初回18得点の猛攻で大勝！
SRA5得点を挙げるも初回の失点が重く…

SRA対FSASの対戦は初回に大きな山場がやってきた。先攻のSRAは4番中村の安打でまずは1点を先制する。ところがその裏、SRA先発の武田が大乱調。四死球を連発し、安打を浴びる悪い流れが続き、打者20人に15得点を奪われ、二死を取ったところで並木に交代するも、さらに3点を奪われ、18点を献上してしまう。SRAは三回、南の三塁打などで2点、四回には二死から並木が本塁打を放って2点を返す。一回途中から代わった並木は二回以降FSAS打線を抑えるが、五回に崩れ4点を奪われジ・エンド。FSASが22得点で大勝した。SRAは一回が悔やまれる敗戦となった。