第21回 決勝トーナメント･リーグ　社会人IT軟式野球リーグの試合結果

IPI軟式野球リーグ
【 第21回大会8日目 決勝リーグ初戦 】

先端IT関連優良企業14社が参加する第21回ＩＰＩ軟式野球リーグ第8日目、決勝リーグ初戦が8月27日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。予選リーグでの成績をもとにＡ～Ｃの３ブロックにわかれ、ブロック優勝、最終順位が決定する初戦は、各チームとも投手陣が見事な投球を見せ、全試合、手に汗握る好ゲームとなった。そんな中、ＡブロックではＤＴＳ、ＴＣＳ、ＤＬが、ＢブロックではＦＳＩ、ＵＳＥ、ＣブロックではＥＳＣＯが勝利し、ＳＲＡとＦＯＣＵＳが引き分けた。

３投手リレーでＴＤＩの反撃許さず、ＤＴＳ快勝！
ＴＤＩ芝田好投も報われず…

ＤＴＳはＴＤＩの守りの乱れにつけ込み、二回に１点先制すると、続く三回には死球と２本の安打で１点、四回にも１点を奪い、主導権を握った。対するＴＤＩはようやく五回裏に小清水の安打と３つの四球で１点を返し、反撃する。しかし六回、ＤＴＳは一死から６番の尾利の二塁打、続く福島の安打でダメ押しとなる追加点を奪い、その裏のＴＤＩの攻撃をきっちり３人で抑え、逃げ切った。

ＤＬ執念で最終回サヨナラ！
好投のＦＭ中村、唖然…

ＤＬ執念で最終回サヨナラ！好投のＦＭ中村、唖然…
優勝を狙うＡブロックのＦＭとＤＬの対戦は、見ごたえのある投手戦となった。 ＤＬは初回、一死後に先発の小川から代わった土浦が、ＦＭは中村がともに譲らず、両チームともスコアボードに０を重ねた。先行のＦＭは最終回も土浦から得点を奪えず、勝ちがなくなり、ＤＬ最後の攻撃を迎えると、ここまでＤＬ打線を２安打に抑えてきた中村が先頭の入田に安打を許すと、ここらか３つの四死球を与えて、サヨナラ負け。ＦＭにとって痛い敗戦になった。

梶原、市場の投げ合いは最終回に決着！
ズバリ、エンドラン作戦に応えた伊藤が殊勲！

ＦＳＩ梶原、ＩＫＩ市場ともに初回を無難に切り抜け、上々の立ち上がりの中、先制したのはＩＫＩだった。二回表、三頭の鈴木が左翼へ二塁打を放って出塁すると、相手失策で１点を奪う。しかしＦＳＩは三回裏、小西、荒井、石川の３本の安打で同点に追いつく。その後、ともにチャンスらしいチャンスをつくれず、迎えた最終回裏、ＦＳＩは福田が安打で出塁し、続く石川が四球を選ぶと須貝が犠打で送る。そしてここまで２三振の伊藤がエンドランを決めて、お見事、歓喜のサヨナラ殊勲！

入江（雅）76球完投！
ＥＳＣＯ見事逆転勝利！

予選リーグでの成績が振るわずＣブロックにまわったＩＴＦとＥＳＣＯの対戦が動いたのは三回裏だった。ＩＴＦはこの回３本の安打で３点を先制し、主導権を握ったかに見えた。ところが４回表、ＥＳＣＯが反撃。岸田の二塁打に四球と敵失などで一挙４点を奪って逆転。投げては入江（雅）が踏ん張り、四回以降ランナーを出しながらも食い下がるＩＴＦに得点を許さず、六回に追加点を挙げたＥＳＣＯが逃げ切った。

ＴＣＳ柳田、無四球９奪三振完投！
勝負どころでの失策が響き、ＪＥＣＣ惜敗

ＴＣＳ柳田、ＪＥＣＣ中島はともに三回まで安打を許さない完璧な投球を見せる。試合が動いたのは四回。ＪＥＣＣは一死から３番並木がチーム初安打となる二塁打を放ち、敵失を絡めて１点先制する。その裏、ＴＣＳはここまで好投の中島から２番川内が初安打で出塁すると、４番の吉本が二塁打を放って同点に追いつく。そして六回裏、敵失で川内が出塁すると、ＪＥＣＣ守備陣の乱れに乗じて２点を奪い、これが決勝点となってＴＣＳが勝利した。

山見、大間が２安打完封リレー！
ＵＳＥ快勝、竹内の一発が口火

予選リーグ３勝３敗のＴＩＳと２勝２敗２分のＵＳＥの対戦はＵＳＥの一方的な展開になった。一回裏、先頭の竹内が本塁打を放つと、コントロールの定まらないＴＩＳ先発・桜井から３つの四死球などでさらに１点を追加。続く二回にも２点を加え、四回には杉村、西原の二塁打などで８点を奪いビッグイニングにして、ＴＩＳの息の根を止めた。元気のないＴＩＳ打線はＵＳＥの山見、大間のリレーの前にわずか２安打で二塁も踏ませてもらえず、完敗。

ＳＲＡ溝辺・木村がノーヒットノーランリレーも
息づまる投手戦は延長でも決着つかず…

ＦＯＣＵＳ長元、ＳＲＡ溝辺、両先発投手が、ともに五回まで無安打無得点に抑え、息がつまる投げ合いが続いた。双方に記録達成が見えはじめた六回表、ＳＡＲ４番の木村が長元の夢を砕く初安打で出塁。しかし、後続を打ちとって得点は許さない。一方ＳＲＡの溝辺は快調なピッチングを続けるも、打線の援護がなく七回を投げ切ったところで無安打無得点のまま延長八回のマウンドを木村に譲ると、木村も安打を許さず、八回引き分けとなった。