第12回 第6節　社会人ITサッカーリーグの試合結果

先端IT関連優良企業7社が参加するITサッカーリーグの第6節が11月16日（土）、東戸塚フットボールパークで行なわれた。
第5節終了時で首位に立ち、優勝候補の最右翼と目されていた前回王者USEが第1試合でFOCUSに完敗。この結果により3位ITF、4位IKIにも優勝の可能性が残された。第2試合に登場したIKIは試合終了間際の劇的ゴールでFSIに勝利。ITFも第3試合でJBSを下し、3位と4位の両チームが最終節へ優勝の望みをつないだ。
12月1日（日）に行なわれる最終節を前に、優勝の可能性が残っているのはUSE、FM、ITF、IKIの4チーム。第12回ITサッカーリーグの王者に輝くのはどのチームか。白熱の優勝争いから目が離せない。

前半のゴールラッシュFOCUSが金星を飾る

前節、待望の今季初勝利を挙げたFOCUSが勢いそのままに首位USEに対して果敢に挑んだ。試合開始早々の前半2分、松野のロングフィードから宮川が抜け出すと、コースを巧みに突いたシュートを決めてFOCUSが先制。11分にも先制点と同じような形から宮川が2点目。21分に小川が3点目を決めると、26分には宮川がハットトリックを達成し、FOCUSは前半だけで4点を奪う怒涛のゴールラッシュ。
4点のビハインドを負ったUSEは後半から反撃に転じ、後半5分に大谷、8分に東が決めて2点差に迫るも、その後はゴールが遠かった。首位固めを狙ったUSEだったが、最終節を前に今季初黒星。金星を挙げたFOCUSは前節に続く連勝を飾った。

逆転勝利のIKI優勝へ望みをつなぐ

初勝利を狙うFSIは、第2節以来の出場となった井戸口を中心に攻撃を組み立て、両サイドから積極的に仕掛ける。前半11分、左サイドを突破した中村がパスを送ると、上田哲がダイレクトでミドルシュートを叩き込みFSIが先制点を奪う。守ってはGKの前川が好セーブを見せてIKIの攻撃を抑えていたが、前半終了間際にPKを献上。IKIの田藤がPKを成功し、同点でハーフタイムを迎えた。
後半に入ると一進一退の展開に。FSIは左サイドに入った金原が好機を演出すると、対するIKIも守備的MFの南が前線に上がって際どいシュートを放つ。目まぐるしい攻防が繰り広げられる中、決勝点を奪ったのはIKIだった。後半28分、途中出場の山田が値千金のゴールを決め、IKIが優勝への望みをつないだ。

ITFが手堅く勝利優勝争いに参戦する

優勝するためにはこの試合を勝つしかないITFと、今季から参加するITサッカーリーグでの初勝利を目指すJBS。前半から両者ともに気合いの入ったプレーを見せ、相手に簡単にゴールを割らせない。緊張感を保ったまま試合が進んでいくが、前半28分に均衡が破られる。ITFの須藤が相手に囲まれながらも前線でボールをキープし、左サイドの吉田にラストパスを送ると、走り込んだ吉田がミドルシュートをゴール右スミに突き刺した。
後半14分には江頭のCKから安が押し込み、IKIがリードを広げる。20分、途中出場の上口がオウンゴールを献上し1点差となるが、直後の22分に上口が汚名返上のゴールを奪って勝負あり。負けられないプレッシャーの中、ITFが優勝争いへの挑戦権を手にした。