第1回 ITフットサルリーグの試合結果

11月6日（土）、ミズノフットサルプラザ千住にて第1回ITフットサルリーグの第2日目が開催された。

この日は、大会1日目にも参加したアイエックス・ナレッジ、DYM、テクマトリックス、日本ビジネスシステムズ、フォーカスシステムズの5チームに加え、新たにアーシャルデザインが参加。大会は、まず6チームによる総当たり戦の予選リーグを戦ったのち、上位3チーム（Aブロック）と下位3チーム（Bブロック）に分かれて決勝リーグを行う形式で進められた。

予選リーグ初戦から拮抗した試合が続く中、順調に勝ち点を積み重ねたのはDYM。大会1日目はJBSに次ぐ2位に終わったが、この日は僅差の接戦をものにする勝負強さを発揮し、予選リーグ首位で決勝リーグAブロックに進んだ。

そのDYMに唯一黒星をつけ、予選リーグ2位に入ったのはITフットサルリーグ初参加のアーシャルデザイン。個人技を生かした素早いパスワークは参加チーム屈指で、また女性選手が6得点（2ゴール）と大活躍。スコアを一気に動かす貴重な得点に、チームメイトからは「ゴラッソ！（スペイン語でナイスゴール）」と歓声が上がり、決められたチームの選手も試合後、「素晴らしいゴールでした」と感服しきりだった。

そのほか、テクマトリックスが大会初勝利を含む2勝を挙げ、予選リーグ3位で決勝リーグAブロックに進出。一方、大会1日目に全勝を飾った日本ビジネスシステムズがこの日は負けなしではあったが1勝しか挙げられず、予選リーグ4位に。またBブロックに進むことになったアイエックス・ナレッジ、フォーカスシステムズもそれぞれ1勝を挙げるなど、最後まで順位が決まらない白熱の予選リーグとなった。

今大会の総合順位は2日間との合計勝ち点で決まるため、この時点で優勝レースの先頭に立ったのはDYM。この日の順位で2位以内に入れば、地力で優勝を決められる有利な状況となった。だが、決勝リーグ1試合目のテトマトリックス戦に引き分け、日本ビジネスシステムズとの優勝決定戦がちらついてくる。それでも、最後の試合となったアーシャルデザイン戦に3-2で勝利し、見事に総合優勝の栄光をつかんだ。

閉会式ではアイエックス・ナレッジ取締役の中谷彰宏氏が「ようやくこういった大会を開催でき、ニューノーマルではありますが、日常に戻りつつあることを実感できました。ITSLの原点でもある『スポーツを通じてIT業界を盛り上げていく』という理念を再認識する大会になったと思います」と、参加した選手たちを労った。

その後、優勝チームのDYM、準優勝の日本ビジネスシステムズ、3位のテトマトリックスにトロフィーと賞品が授与され、MIP賞にDYMの柳澤海斗選手、ベストレディース賞にはアーシャルデザインの岩部瞳選手が選ばれた。最後に、優勝チームを代表してDYMの茨城啓太選手が「ぜひ来年も皆さんとバチバチやりたいと思います」とスピーチで宣言し、次回への期待も膨らむ中、和やかな雰囲気で第1回ITフットサルリーグは終了した。