先端ＩＴ関連優良企業7社が、優勝の栄冠を目指す第31回ＩＰＩ軟式野球リーグ大会6日目が9月2日（土）に大宮けんぽグラウンドで行われた。勝利したのはJBS，ESCO。JBSは前節に続く勝利で単独首位をキープ。ESCOも、僅差でのゲームを見事に制して2位と好位置につけている。またIKI対SRAが引き分けるなど、最終節となる横浜スタジアムの試合での結果次第では、チームの順位が入れ替わるという近年稀に見る混戦となっている今季のリーグ戦。最後の1試合まで目が離せない展開が続く。
交流戦では、TDIがシチズンと対決し0-3でシチズンが勝利。この試合で交流戦最終参加となるシチズンは今季負けなしの4連勝で有終の美を飾った。

一進一退の攻防が続いた好ゲームは最終回にドラマ！

試合が動いたのは３回、SRAは氏原が2ベースで出塁すると続く丸岡がセンター前にタイムリーを放ち先制する。しかしその裏IKIは、四死球でランナーをためると振り逃げの間に3塁ランナーが生還し同点に追いつき試合は振り出しに。すると4回、SRAはヒットと四球でランナーをためると氏原が走者一掃のタイムリー3ベースを放ち3点を追加して勝ち越しに成功する。IKIは5回に1点を返し迎えた最終回、四死球でランナーをためると堀江がライト前へ2点タイムリーを放ち土壇場で同点に追いつく。反撃ムードの中サヨナラが期待されたものの、最後は丸岡が三振を奪いゲームセット。4-4の引き分けとなった。
【MIP=堀江啓祐（IKI）、丸岡竜一（SRA）】

鳴海に1発！10安打10得点の猛攻でJBSが首位キープ

2回、JBSは守備の乱れの間に1点を先制。しかしその裏、SCSKも筒井がヒットで出塁すると、こちらも守備の乱れの隙をつき1点を返しすかさず同点に追いつく。試合が大きく動いたのは4回、JBSは先頭の石黒から井口、本山が連続ヒットでランナーをためると一番ヶ瀬がタイムリー2ベースを放ち2点を勝ち越し。さらに失策が重なり一挙4点を奪う展開に。5回にも鳴海が特大のホームランを放つなど5点を追加して勝負あり。10-1でJBSが勝利し首位をキープした。
【MIP=鳴海祐汰（JBS）、井上 朗（SCSK）】

11四死球ながらも継投での無安打投球！ESCOが逆転優勝に望みをつなぐ勝利！

初回、ESCOは無安打ながらも四死球と失策絡みで2点を先制する。2回にも棚橋が右中間にホームランを放ち追加点を奪う。一方のAASは、3回に大場が死球で出塁すると、盗塁やワイルドピッチなどで一挙3塁へ進み内野ゴロの間に1点を返す。4回にも押し出しで2点を返すなど、ESCO投手陣に無安打と抑え込まれながらも粘りの全員野球でジワジワと追い上げを見せたものの一歩及ばず。大会規定の特別ルールにより4回裏終了時点でのゲームセットとなり、4-3でESCOが勝利した。
【MIP=棚橋侑紀（ESCO）、山本勇介（AAS）】

交流戦全勝！シチズンが岡本＆高野の継投で投手戦を制する

初回、シチズン先発の岡本はTDI打線を三者凡退に抑え上々の立ち上がりを見せる。その裏、シチズンは2番の相沢がヒットで出塁。盗塁で3塁まで進むと5番佐藤がタイムリーを放ち1点を先制すると、2回と4回にも1点ずつを追加する。一方のTDIは、先発岡本、2番手高野の前に散発2安打とシチズン投手陣を打ち崩せず。TDI先発の早崎もピンチを招きながらも粘りのピッチングをみせたものの援護がなく終戦。0-3でシチズンが勝利し、交流戦4戦全勝となった。
【MIP=早崎厚汰（TDI）、シチズン野球部全員（CITIZEN）】