先端ＩＴ関連優良企業12社が優勝を目指す第25回ＩＰＩ軟式野球リーグ大会最終日が、9月13日（日）、ＱＶＣマリンフィールドで行われた。ＣブロックはＴＤＩ、ＥＳＣＯ、ＢブロックはＦＭ、ＳＣＳＫがそれぞれ勝利した。結果、ＴＤＩ（Ｃブロック）とＳＣＳＫ（Ｂブロック）がブロック優勝に輝いた。Ａブロックはソレキア、ＤＴＳが勝利したため、ソレキア、ＤＴＳ、ＵＳＥの３チームが２勝１敗で並び、三つ巴による優勝決定戦が開催される。

ソレキア岩渕特大ホームラン！
JECC一歩及ばず

二回裏、二死二塁の場面、「強い打球を打とうと思い、上から叩きました」と語ってくれたソレキア９番岩渕。打球はレフトスタンドに突き刺さるホームラン！この回、一挙２点を挙げる。対するＪＥＣＣも、先発横山を攻め立てた。五回表二死、１番西が安打で出塁、続く２番並木が適時打を放ち、１点差に詰め寄る。その後も敵失からチャンスを演出するが、あと一本が出ず、２対１でソレキアが勝利。ＪＥＣＣ先発中島は被安打２の好投を見せたが、岩渕の一打に泣いた。

USE優勝をDTSに阻まれる

ＵＳＥが引き分け以上で総合優勝となる大一番、初回ＤＴＳの攻撃で２番黒川、３番古吟の連続安打で一死二、三塁のチャンスを作る。続く４番尾利の投手ゴロの間に、三塁走者が生還して1点を先制した。「打球がボテボテで行けると思った」と二塁走者古吟が一気に本塁を狙う好走塁で、さらに１点を追加する。２点を追うＵＳＥは走者をため、チャンスを演出するも、あと一本がなく０点に抑えられる。しかし四回に５番谷本の三塁打で一死三塁とする。続く６番田辺が打ったサードゴロが三塁手の送球ミスを誘い、１点を返す。２対１のまま試合は進み、六回表、ＵＳＥは４番藤山の安打で同点の走者が出塁するも「攻めていこう」と心がけたＤＴＳ先発奈良が強気の投球で後続をぴしゃりと抑え、１失点完投勝利を収めた。

FM植草ノーヒットノーラン達成！
FSAS最終戦を勝利で飾れず

初回ＦＭ打線が爆発した。四球と相手の守備の乱れから一死満塁の場面で５番仲尾が走者一掃の三塁打を放つ。その後も７番坂爪の適時打と８番田口の三塁打で一挙６点を挙げ、打者一巡の猛攻。さらに攻撃の手を緩めることなく四回に連続死球でチャンスをつくり、４番植草の適時打などで３点を追加し、９対０と大きくリードした。「初回に点を取ってくれたので、いつも通り打たせるピッチングができました。」と語ったＦＭ先発植草は、打者のタイミングをはずす技ありのピッチングを見せ、ノーヒットノーランでＦＳＡＳ打線を抑え込んだ。投打に隙のなかったＦＭが最終戦を勝利で飾った。

SCSK　Bブロック全勝優勝！
JBS反撃するも及ばず

試合が動いたのは三回表、敵失から２点を先制すると、四回表には６番高柳、９番小林（直）の安打などで２点を追加する。「外の低めに球が集まったので抑えることができた」とＳＣＳＫ先発寺田は毎回奪三振の好投で相手打線を封じる。しかし、ＪＢＳは最終回に連続四死球で無死一、二塁の好機で打席に立った代打間中。「あまり覚えてないけど、思い切り振りました」と三塁打を放ち２点を返すも反撃はここまで。結果４対２でＳＣＳＫが接戦を制しBブロック優勝に輝いた。

TDI　Cブロック全勝優勝　SRA意地を見せる

初回、ＴＤＩは制球が定まらないＳＲＡ溝邊を攻めたてる。敵失と四球で二死満塁の場面、６番中村、７番鈴木の連続安打で４点。二回表に２番瀧田、４番古塩の安打など打者一巡の猛攻でさらに６点を追加。四回にも３番飯山の三塁打でダメ押しの２点とし、大量12点で試合を決定付けた。ＳＲＡも負けじと初回３番武田の二塁打と４番中村の安打で１点を返し、三回に５番鈴木のライトオーバーの三塁打などで４点を奪うも追いつくことができず、１２対５でＴＤＩに敗れた。結果ＴＤＩはＣブロック全勝優勝を飾った。

ESCO大勝！　IKIあと一本がでず

初回ＥＳＣＯは２番椿が安打、３番今田が四球で出塁し、一死二、三塁の場面で４番小堀に打席が回る。「外のまっすぐしかこなかった。狙いました」とセンターを越える三塁打で２点。さらに６番岸田の適時打で、この回３点を挙げた。五回表には８番諸岡、９番菊池（孝）、１番市丸の安打などで５点を追加した。対するＩＫＩは最終回に反撃を見せる。８番古市の三塁打でチャンスを作り、敵失の間に１点を返すも追いつくことができず、８対１でＥＳＣＯが最終戦に勝利した。