先端ＩＴ関連優良企業12社が優勝の栄冠を目指す第25回ＩＰＩ軟式野球リーグ大会７日目が、８月１日（土）、快晴の中、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。決勝リーグ２戦目は、ソレキア、ＦＳＡＳ、ＥＳＣＯがそれぞれ勝利。ＵＳＥ、ＳＣＳＫ、ＴＤＩは２勝目を挙げた。

ソレキア、DTSを打ち崩し価値ある1勝

「調子は良くなかったです」と語ったソレキア先発・横山。不安定だった立ち上がりをＤＴＳ打線が攻める。二回表５番藤田、７番市川が安打で出塁し、二死二、三塁の場面で９番阿久津が適時打を放ち、２点を先制する。１番青木も安打で続きさらに１点を追加した。対するソレキアは三回裏に反撃を開始、８番宇佐美、９番岩渕の連続安打でチャンスを広げ、２番森住が打席に立つ。高めの直球を振りぬくと、本人も「完璧でした」と語るレフトの頭を大きく越える本塁打。３対３の同点とし、試合を振り出しに戻した。さらに五回裏二死二塁、三回に本塁打を放った森住の三塁打で１点を加え勝越し。六回には５番石井の本塁打で1点を追加、５対３とした。先制を許した二回以降、横山は粘りの投球でＤＴＳに追加点を与えなかった。５対３でソレキアが逃げ切り、2010年大会から黒星がなかった王者から大金星を挙げた。

USE総合優勝へ王手！
JECCの反撃をしりぞける

試合が動いたのは三回裏、８番杉村が安打で出塁すると、敵失が絡み１点を先制。しかし四回表二死二塁の場面、ＪＥＣＣ５番中島がセンターへ適時打を放ち、すぐさま同点に戻す。一進一退の攻防が続く試合展開。これを破ったのはＵＳＥ打線だった。四回裏、６番石井、７番藤山、９番曽根の安打などで５得点。とどめは１番根本の左中間を破る２点本塁打の攻撃で一挙７得点。見事８対３で勝利し、決勝Ａリーグ２勝目、優勝に向け大きく前進した。

一点を争う好ゲーム！
FSAS見事な逆転劇でJBSを振り切る

初回、ＪＢＳは敵失と３番塙の安打で出塁、４番青木が二塁打を放ち２点を先制する。対するＦＳＡＳは三回表、４番小代の安打などで２得点。振り出しに戻すも、三回裏５番上原の二塁打で１得点、再びリードする。四回裏、この回から登板した山中が二者連続の四球で、無死一、二塁。９番纐纈のバントがフライとなり、山中がダイビングキャッチ、飛び出した走者が帰れず三重殺。このプレーで試合の流れを引き寄せると、五回表に２点を加え逆転、ＦＳＡＳが４対３で勝利した。

SCSK、Bブロック2連勝！
FMはあと一歩及ばず

決勝Ｂブロック、共に１勝同士の対決は、一点を争う好ゲームとなった。試合が動いたのは三回裏、ＳＣＳＫは敵失と死球でチャンスを作ると、「先制点をとる」と意気込み臨んだ５番稗田が２点を奪う適時打。続く６番寺田が三塁打でさらに１点を加え、この回一挙３点を挙げる。先発・寺田に五回まで０点に抑え込まれていたＦＭは六回に追い上げを見せる。２番仲尾が安打で出塁すると、３番山﨑がライト方向への本塁打で２点を挙げ、１点差まで詰め寄った。試合の流れはＦＭに傾くかと思われたが、寺田が後続をピシャリと抑え、完投勝利。３対２でＳＣＳＫが接戦をものにした。

ESCO六回の打者一巡の猛攻でSRAに勝利！

ＥＳＣＯ先発・入江（雅）は初回、甘く入った球を狙われ、２番南に三塁打、３番武田には本塁打を浴び２点を失う。さらに四回表に、６番後藤の安打と失策から１点を追加され、リードを広げられる。３対０で迎えた五回裏、ＥＳＣＯ打線が奮起。２番椿の四球を皮切りに、４番小堀の三塁打、５番菊地（友）の安打などで５点を挙げ、逆転に成功する。六回にも打者一巡の猛攻で７点を追加。四回以降、立ち直った入江（雅）が０点に抑え、12対３で勝利した。

好調TDI打線、IKIから13安打17得点

初回からＴＤＩ打線が爆発した。二者連続死球でチャンスを作ると、３番飯山が本塁打を放ち、３得点。７番河野の安打でさらに１点を追加し計４点を先制する。さらに三回に２番鈴木、四回には４番古塩、８番槙永、９番阿立らの、この試合計５本の本塁打を含む13安打で17点を奪った。対するＩＫＩは二回裏、先発・松本の制球の乱れから連続四球で1点を返すも、その後、要所を抑えられ得点することが出来なかった。打線が好調なＴＤＩがＣブロック優勝を目指す。