先端ＩＴ関連優良企業12社が優勝の栄冠を目指す第28回IPI軟式野球リーグ大会3日目が、６月30日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。ノーヒットノーランが2試合出るなど、衝撃的な試合が多かった中、初日から3連勝を飾ったのは、SOLK、JBS、DTS、USEの4チーム。各リーグのAブロック候補が順調に勝ち星を重ねている。一方、IKI、TDI、ESCO、SRAの4チームが開幕3連敗。上位ブロック入りに向け、これ以上の敗戦は避けたいところだ。

今季まだ無失点！SOLK3試合連続0封勝利

SOLKは初回、四死球などで1死満塁のチャンスを作ると5番の星が満塁ホームランを放ち4点を先制。2回も打者一巡の猛攻で一挙13点と、大幅にリードを広げる。投げては先発・横山と2番手山田が、継投でのノーヒットノーランを達成。投打ともに絶好調のSOLKが、21-0で大勝した。

紅林今季1号弾！JBS開幕3連勝

前試合、2桁得点で勝利するなど打線が好調のJBS。この日も初回に紅林が今季1号となる2ランを放つなど、打者一巡の猛攻で6点を先制。2回にも7点を奪い、2試合連続の2桁得点を記録した。一方のTDIは、JBS先発・雑賀の前にノーヒットと打線が沈黙。2番手滝沢から２点を奪うなど追い上げを見せるも及ばず、13-2で悔しい敗戦となった。

最終回の猛攻も及ばず......JECC悔しい敗戦

1回表、JECCは相手のエラーから1点を先制し、その裏を無失点に抑え幸先の良いスタートを切る。しかし2回裏、SCSKは井上のホームランなどで5点を奪い逆転に成功する。JECCは3回に3点を奪うなど反撃に転じ、最終回に1点差まで迫るもあと一歩及ばず。7-8でSCSKが僅差のゲームを物にした。

DTS 今季最多の28得点で大勝

DTSは初回、四球で出たランナーが内野ゴロの間に生還し先制すると、2回に打線が爆発。仲宗根、古吟、吉村にホームランが飛び出すなど一挙14得点で大きく差を広げる。4回にも青木、川島のホームランなどで11点を追加、今季リーグ最多の28得点でDTSが大勝した。投げては先発の安達が、ESCO打線をわずか2安打に抑え完封、今季2勝目を挙げた。

あわや完全試合！USE小田桐 ノーヒットノーラン達成

今季初先発となったUSEの小田桐。初回からキレのあるスライダーを武器に、9者連続三振を記録するなど、圧巻のピッチングをみせる。最終回にエラーで出塁を許し、完全試合は途切れたもののその後もヒットを許さず、見事ノーヒットノーランを達成。0-24でUSEが大勝した。四死球絡みの大量失点からの敗北となったSRA。上位浮上のためにも、投手陣の奮起に期待がかかる。

FSAS 渡邉知が2長打で存在感

初回は両チーム無得点と、両先発が共に好調な立ち上がりをみせる。試合が動いたのは2回、CREは雑賀がヒットで出塁すると藤井がホームランを放ち2点を先制した。しかし、3回に5つのエラーからFSASが4点を奪い逆転に成功。その後も渡邉知のホームランなどで追加点を重ねた。最終回、FSAS前田が4四死球を与え、2点を返されるも粘りの投球で逆転を許さず。7-8でFSASが勝利した。